トリプルマーカーテストとクアトロテスト

トリプルマーカーテストとクアトロテストとは、胎児が対象疾患に罹患している確率を算出する、採血によるスクリーニング検査です。

妊婦さんの血液中の3類の成分(AFP・非抱合型E3・hCG)を測定するトリプルマーカーテスト、4種類の成分(AFP・非抱合型E3・hCG・インヒビンA)を測定するクアトロテストがあります。この成分の測定に加え、母体年齢、妊娠週数、体重、家族歴、インスリン依存性糖尿病の有無など確率に影響を与える因子を用いて算出します。 検査を行う週数はトリプルマーカーテストは14週0日から、クアトロテストは15周0日からで、両方とも16週頃まで受け付けています。結果は10日ほどでご報告できます。

対象疾患はダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管欠損症です。(双胎の方は18トリソミーの検査が行えません。ダウン症候群の場合は少なくとも一方の胎児がダウン症候群である確率が推定確立として報告されます)。

基準となる確率(カットオフ値)より高い場合はスクリーニング陽性、低い場合はスクリーニング陰性と報告されます。スクリーニング検査陽性でも胎児が対象疾患に必ず罹患しているという意味ではなく、またスクリーニング検査陰性でも胎児が対象疾患に必ず罹患していない、という意味ではありません。 新生児の3~5%は何らかの先天異常をもって生まれてくるといわれており、対象疾患でなくても、出生後にその他の染色体異常や先天異常が見つかる場合があります。 またスクリーニング結果は年齢による影響を大きく受けるため、年齢の高い妊婦さんほどスクリーニング検査陽性になる確率が高くなる傾向があります。 スクリーニング検査結果ご報告後の検査として、胎児が対象疾患であるかどうかについてより正確な情報を得るための検査があります。ダウン症候群、18トリソミーは羊水検査(羊水染色体分析)が確定診断となり、開放性神経管欠損症に対しては超音波などの画像診断や、羊水中のAFPなどの値を調べる検査があります。ただし、当院では羊水検査や画像の精密検査は行っておりませんので、ご希望の場合は他の医療機関をご紹介いたします。

当院での検査をご希望・ご検討される方は、検査できる週数に制約がありますので、なるべく早めにお申し出ください。 検査についての説明・カウンセリングをお受けいただいたうえで検査を行います。